צא

دمنهور - 𝑆ℎ𝑖𝑧𝑢𝑜𝑘𝑎 | 𝐻𝑒𝑟𝑚𝑒𝑠 𝑇𝑟𝑖𝑠𝑚𝑒𝑔𝑖𝑠𝑡𝑢𝑠(933311) | Ramakrishna | 𝐑𝐀 | 1991.03/19 | JAPON ♎︎

卵黄から黄身が飛び出した。土は青黒くカテキン摂取に勤しんでいる鳥類ステンレスケージから隙間分の顔を飛び出させているお茶目な象牙質が、さながらモアイの風格を見せはじめた。ーよってらっしゃい!ーと二回続けていう、俗にいう二週間の余命のこの男は裏切られたカホンの外枠に縁取られて小便を複数回に分けて漏らす。思わず膝のくずおれた男は二秒前に百舌鳥を返しており、一瞬性別が変わるのだけれど海賊版ディスクを割るようにしてインターホンを数回押す。すると馬のお面を溶かしながらボウルで鼠の首をよそっているらしい風情が飛び込んできた。女将はストッキングを履いている。中毒的、陰湿な土地柄に建てた自らの石柱へ酸化剤を撒くことを厭わない。あなた方は、余所者です。機械が話す。それは別段、ルーテルっぽくはないし、髭剃りにコーラを浴びせるような珍奇さも感じられない。低空飛行中のヘリの後を追うようにして、綱渡りをする男も今週末に総合デパートで格好の的へ仕立てあげられてしまう。牛のお面が売られているのは、小売業の白痴が外国からサニーレタスを取り寄せているせいだ。無論、これは外国のせいというわけでもないし、理度外視である霊的な力によるものとも言い難い。とかく、こういった論いは何も産まないし、隷属的労働によって消滅する類の病気なのだ。あなた方は、余所者です。ピエロのイメージを捨てて貰ってから、この巨木のオブジェをみて欲しい。無意味ですよ、というお通しをとおって見出す類いの瘤だからだ。化粧をすると男は外出にしけこむ。めったやたらに股間の位置を直しながら、他人の目をヒールに見立て。歯に挟まった隙間を取り除くことが出来ないように、終末の引き金であるキューブを見つけることは出来ないだろうか。それだけが気がかりである、と誰がどのような精神で、あるいは境地から言い切ることが出来るのか。言い切ってしまえるのだろうか。列車の車輪サラダ、言ってしまえば無菌室からゴリラの皮を剥ぎ取ったような朝陽に焚書を返す。それぞれの乳房、それぞれのパーティ、それぞれの近未来から成り立った丘々にて鼻糞じみたバーベキューを壊そうよ、と友人は言うけれども、俺は注射針を飲み込む夢を二回見てしまったわけだから、その船に乗り込むわけにはいかない。絶対に酒を飲まずにはいられなくなるから。だから友人の首を、爪切りで殴らなくてはいけないし、その所業に対する煩わしさを埋め合わせるために又、友人の懐にキスをしなければいけないってわけで。シャワーの穴をよく見ると、それは音楽が聴こえてくるように仕立て上げて欲しい。それによって失くすであろう神経のための墓穴もちゃんと掘ってあげて。ご覧のとおり猛々しくも奴隷である。自らの奴隷である。それを誇るためには、このような胡散臭い語り口が必要なのだ。背筋で羊を感じるだろう。それについての感情の選択を論議するための相手も選ばなくちゃならない。一体おかしなこの神経産業を、誰がどう止めてくれるのかというと、既にもう倒産しており、倒産を認識したついでに会社が起こされる。肉で出来た小屋で屠殺を行う豚人はミミガーで事をやるだろうに。それに対して鳥人は蛍光色の精液で床とまぐわっているわけだ。それは親戚とも言えるし、あるいは一つの茎の世界かもしれない。そのとき物質は陣形を変えて、妖怪になるはずである。が、それを不意にすることも出来る。頭に巣食っている雀の巣の神経で本当の巣作りをはじめた。それは蛇の巣かもしれないよ、とこれまた派遣労働者である名前のない白髪の男が語りかけてくれるかもしれない。とにかくまず歩き出した。それは病院に行く用事における身支度の時間に似ている。問題は天候であって、天候を左右させるのは射精だ。正確には射精時の手つきにある。このとき代替えの手によってであると放牧地の牛、二頭がビルに変わる。それによって、幾らか見込みのある失業者が延命出来る。話を戻すと、イースト菌を磁石にして、脱獄した人間の古屋が出来ていたようだ。そこに移送された猫、アビシャ人、烏の活け造り。目がないので、これは誰かの喉の上に取り憑くが、そいつは確約されているし、そいつの母親が百円均一ショップで便座を買わない限り大丈夫だ。仲間を元気づける鮪のしょうゆ漬けは記号のことが好きで、裏ハリスで石の配置を斡旋している。実しやかにも舌を絡ませる、この同性愛逆手にとった商売敵め。拡声器三つよこしやがれ、と母曰く父三等分の懸賞施設が建つと噂で牛耳られ、ここまでくると読者の胃にも確かに人糞がつく。この場合の読者とは鮫のことであるし、貧血持ち、筆算に殺されるユーカリ毒素的性倒錯者だ。ダイイングメッセージにつき水着の面積が香ばしくなる。そして社長の胃がめくれ上がって、虫が噴水。ケミカル、と暗唱のち体育館にて糸目はずす作業。跳び箱を理科室まで持ち運び、給食を放課後にする。雷を爪楊枝にしてしまえるほどの外惑星世代だ。魚座29度ってところだろう。チーズについての対談は結構、地殻に良からぬらしくそれ相応の罰だそう。今朝の新聞を口に含むと、セールス業者の太ももの厚みに射精。泡のかき氷くろいと何言ってんだ式腕時計よし、決め込んだサバイバルに決め込もうと、倶楽部の厠を軸に、遊覧船ジャングルジムから九献の遠投。清々しいほどの水飛沫。小型船舶操縦士の肩、瑞々しく一片の後ろ暗さも感じられない。屈伸をすると乳酸の喜ばしい縁談が始まる。円錐形のフープからミニチュアの道祖神が肥料に扱われる。峠に隠されてしまった太陽を想うと、その足で近くのピアノ教室へ出向く。そろそろ患者さんがいらっしゃいますので、とペタンク冥利につきる女がレオタードをクローゼットから引っ張り出し見せてくれた。鍍金で決めたホースから勢いよく絵の具が吐き出される。そのことを今でもよく思い出すし、馳せますよと椅子の四脚のゴムが忠実な犬のようでいて、腹具合が悪くなり頓挫。ブローによる端麗な陰毛のすき間で戦争が行われた。何もかも女のせいだ。移民野郎が、雲の口から歯が出てくるような国辱だ。だけれどピストルが無い。ピストルというのは本のノド部の事であるから(少なくとも西暦がなくなってからは)誰が山に登るかで、業をひそめる者ばかりで、そこを愛おしくは思うが、これはいつ終わるのだろうか(皆さん知っての通り、終わりがない)なので少なくとも、西暦のまだ有効がある内に、あのキューブを見つけ出して欲しい