צא

دمنهور - 𝑆ℎ𝑖𝑧𝑢𝑜𝑘𝑎 | 𝐻𝑒𝑟𝑚𝑒𝑠 𝑇𝑟𝑖𝑠𝑚𝑒𝑔𝑖𝑠𝑡𝑢𝑠(933311) | Ramakrishna | 𝐑𝐀 | 1991.03/19 | JAPON ♎︎

私の普遍的な感覚

俺は取り囲まれていた。包囲されている。殺気立った柔らかい土偶はー殺すぞーと指をせん妄させて今にも俺は掻っ捌かれそうで、ーああ、あーと息めいて立方体になる事を選択に入れさせてください。管がささくれて、ふっと触れただけで激しくのたうちそうに俺の余生に余念がない。土偶は大らかにも頭部が機能美的で、そしてミニチュア投身自殺セットが反復している。ステンレスの水泡。彼らはなぜ私を半殺しにしないのかといえば、私が語っているからでそれ以外に自由もない。ない自由から発された私のささやかな与太話に足はなく天吊された穀物の根だけがある。私は甲に黒い胆石を乗せている。不具者のプレスされて車輪となったような金切りの波形が蠅のように山を崩しながら私の耳の周りを飛び回っている。様々な咀嚼音、ゲップなど底なしに反響/倍加し合って蠅と、そのセックスしているのだ。ものの数秒で既に産んでフォルムの脆弱な蠅のようなものが先程よりも、もっと前に飛んでいる。私の身体に沿って痙攣した神経は元の鞘に収まることなく痙攣しただけ痕となってまた蠅とセックスし始めてしまう。依然、土偶は土偶でー殺すぞーと殺す気もないのに威嚇し続けていて私の五感は何か別のものへと進化を遂げようとしているが私は至って平然としているのだ。