じゅうぶん光がもう見えているのに話の章が変わるようにしてとりあえずコンテナに身を投げる。船橋奉仕に電話。ラジオの穴から青い粘着性を伴った半液体のトーテムがあふれだした。私はそれを台ふきんですぐに拭き取ったのだが机はもう溶けていた。 (鳥の頭をハンマーで叩き割る。しかしすでに痛覚は切られている) 好みの問題を話している2人がカフェテラス部分の皮膚を脱いだ。 「嘘をついているでしょう」 「はい。私は嘘をつきました。カフェテラス分の皮膚は抜いていません。それに私は2人ではありません」 青空は肛門のように克明で、仏陀の涙のように愛で溢れていた。 とにかく、体育館に洗車のタイヤが雪崩のように落下していた。(パリの真冬のような) 「はい答えて!」 「はい!私は答えます。2/5です」 タカシの頭部が円形に引っこ抜かれた。 生徒はびっくりした顔で窓を見つめていた。 うん。しばらくの間、マンツーマンの真空が続いた。 意識も朦朧とする中、タカシは母を感じていた。 「先生、私は今どんな状態ですか」 「あなたのママはおっぱいを穴にあてがってるわ」 アジナーチャクラの代替えにママの乳房が機構の役割を果たした。 (事務机とプラスチック少しの電気臭がするimagine) エルヴィスプレスリーの粉末が私の前席のおじさんの頭に振りかけるのは誰。 タカコは微かに乳首に触れながら光沢感のあるおじさんの頭を見つめる。 「まるでApple製品だわ」 その時だった。 50ccの原付がバスを襲った。鈍い音が車内の人間の心臓を発作させた。 タカコは事故現場を見下ろした。 「まるでタイヤマンだわ」 螺旋状ではない積み重ね式のタイヤマンで金髪の青年は絶命。 太陽はこれ以上ない位生命力を発散させていた。 林家パー子は青年を持ち上げていた。 「林家パー子みたいだわ」 タカコは朝ドラのように吃驚。 ガラスの割れる音がすると青年の首だけが車内に。 もはや見るに終始のタカコはパー子の動向を見つめる。 パー子は青年を窓に青年をねじ込んだ後に一つ隣の窓をしばいた。 大気が両者をつないだ。 タカコはバス車内の通路に落ちた唾を見る。 パー子はハズした唾を見ずに勢いをつけて再度唾を吐いた。 タカコのちょうど鼻頭に唾は付いた。 タカコははじめての獣性を感じていた。 タカコはパー子の首をたぐり寄せると思いっきりねじった。 そしてパー子の体はスポーツカーに轢かれ、タカコはペーに背中をぶん殴られて絶命した。