セメントが生鮮加工室の通気性のよい周波数にさらされて癒えていった。
「逆に言うけど、ゴムタイヤをドーナツのように並べてみたら?」
ケニーはディーラーの待合室で金目鯛を黒く塗装する事を考えていた。
刃の赤黒い包丁が整列・吊るされていて、これは機械の家畜産業的ダイナミズムである。
我々の発想は対称性による作用です。
アンパンマンを子供が見ている場合は子供を型抜きする事が不可能です。
「頑張れ!バイキンマン」
河口の自然発生的な淀みのテクノロジーによって汚染が広がっている。
出来損ないの細胞分裂が幾つも無秩序に積み重なっていて。
「頑張れ!バイキンマン」
触れたらひとたまりもない特殊な産廃は子供の後援を受け入れるだろうか?
アンドロイドは脳天を打ち抜かれて倒れます。
豚のケツの柔からさ
アンドロイドは打ち抜かれて倒れます。
墓石が四角形である限りはおしなべて類似にあるものが墓石としてインストールされ。
(今ここで機械を一切、排してみます。)
財務省はカット野菜と共に漂白されたのち我々の歯糞を回収。
回収された歯糞と国民の生年月日の照合。
「こいつらは人間であるのに、皮膚なのに、なぜ数字をもっているんだ?」
(我々が食欲をもつ限り《生年月日、製造日時、発見日時》を備えるあらゆるものは"食料"です)
裸の両親がプリントアウトされた飴細工シートをチキンに巻きつけて食うのが財務省だ。
財務省が草花を圧し潰す。直立しているからだ。四角だからだ。墓石だからだ。
地球を扱ったインスタレーション。
実際に地球を扱ったので、鑑賞する人がいません。
生鮮加工室には極彩色の動植物が流入していた。
ワッと外へ出てきたパート員たちに声をかけたのがケニーである。
「君ら、四季って知ってる?」
パート員「ワァーー」
パート員は行ってしまった。
ケニーは金目鯛を手当たり次第わし掴んで、彼らに配り忘れた四季のプリントアウト紙で包んだ。
「納車はまだですが」
「ちょっとあそこの車見してくれ」
ではご案内します、とガレージへ向かう彼の引き締まった尻から丸い観念を受ける。
「君、地球のインスタレーションは見た事ある?」
天候はネオン・グリーンであるがこれはサイエンス・フィクションではない。
座標軸的リアリズムなのだ。
「あそこにam・pmがあるだろ?あの裏手の市役所で展示されてるよ」
ケニーはBMWのボディをめくると先ほど包んだ金目鯛をはめ込んでいった。
ーちょっと試乗まで時間かかるから、見てきなよーとケニー。
「はい。分かりました。では少し出ています。」
彼はam・pmで人糞をひねり出した後に市役所へ訪れた。
ケツを拭かないばかりか、そのまま彼は出たが店員も下半身が出ていたので注意されなかった。監視カメラは白かった。天文学的確率なんだ。
ー相撲取りには時間の概念がない。塩のせいだよーと、金目鯛を格納し終えると彼のところまでケニーはBMWで向かった。
「実際の地球は黒いんですね」
「それは俺が金目鯛を黒く塗装する代わりに四季をプリントアウトした紙で包んでしまったからだよ」
無精子症であるが精液が出続けている。
二人は黒い地球に吸い込まれていった。