צא

دمنهور - 𝑆ℎ𝑖𝑧𝑢𝑜𝑘𝑎 | 𝐻𝑒𝑟𝑚𝑒𝑠 𝑇𝑟𝑖𝑠𝑚𝑒𝑔𝑖𝑠𝑡𝑢𝑠(933311) | Ramakrishna | 𝐑𝐀 | 1991.03/19 | JAPON ♎︎

【グラウンドに垂れる太陽】

鉄のニュアンスを投げ出すハンカチの下部から延々と木綿のハンカチが展開されていた。
それは青空で無作為に自然発生していて、俺はドラッグストアで買った涙の型を目から流したんだ…

軽薄な大学生の性衝動を煽る重機の列が行進していた。
キャバ嬢が口紅の柄をつけ合わせて十字架をつくる頃に駅前の牛丼屋で働くイスラム人が倒れた…
陸上競技における太腿とはノスタルジー・グリッド上のダムだ」
oh... 5月下旬にクリスマスを引っこ抜いた。
大根を引っこ抜いた。
へその緒だろうが、素麺だろうが、舌だろうが、つまりは様々な線的になっているものは間に合わせの壁に圧し潰されて分断される。
頂点の青春、青春の頂点の自販機でポカリを買って、その導線先の路地で飲み干す。
「そこでこそピストルによって死ぬべきだ。口に咥えて、うなじを失くすべきだ」
太陽。音。
穏やかなのに、俺は何も感じられない。
太陽。
何も感じられないのに、それらが認識できる。
だからカオスなんだ。
ーカオスは素材不可、解釈不可である。ー
感じられないが認識できるものすべてカオスなんだ。
俺は自分のかき乱されるものに着目。俺は穏やか。
小利口で知性的に貧しい卑屈な連中にとって俺は感じられないところのカオスなんだ。
太陽はグラウンドに垂れていた。
俺は連中を目の敵に、やる事なす事すべてを批評していった。
(穏やかであるので批評は功を奏した)

太陽が一つであるように、俺は一人しかいない属性であった。

垂れた太陽の水たまりでは次の運動が生息していた。
・犬は天に顔を向け、尻を地面に向け浮いている。その脇でセーラームーンがゴア調に額へ被弾し続けている。

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