「キンコンカンコン キンコンカンコン」
島の砂が青い土管に変わるとき。
君が見つめる軍用機をエアーマックスが圧しつぶす。
貝印の剃刀に乗せたwine redの雷数本は、つまるところ冴えない人間の太い親指に飼い慣らされている。
ーせめて緑であるー
ダービー出走前のケージに入ったヒッピーのデモ。
酒気帯びで彼らは希釈化された薬効の狼煙を上げている。
よくコンクリートを見てみよう。
「そいつは俺らの未来の毛穴だ」
東京が50°を超えるのなら、そこにはキリストの白い石像があるはずだ。
地下鉄案内室で広げる図面と完全にシンクロしたのは、拷問の全記録である。
祈祷は二時間半、朝方。
広漠とした大地でする外国人のセックスは『赦し』ですか？
意外にもここで面白くなるのは田舎のお母さん、あなたの"おむすび工程"なんです。
すると君らは次に工場見学系の想像をすると思う。
しかし真に存在するのはODした夜職の女のビジョンなんだ。
彼女のテーブルの上は散らかってるのに清廉な趣がある。
私は裸でキリストとぶつかる。
保安官のチャックをずらし、口に含んだ。
集団心理を逆手にとって老人の集会で、香水を飲ませる事。
グラビアアイドルの腹部には軍人のオブジェがある。
「そこを曲がったら、そのまま道なりに行けば〜」
生命。オレンジ色の草。オレンジ色の谷。オレンジ色の太陽。オレンジ色の窒息。オレンジ色の過剰。オレンジ色のオレンジ…
男は昨日の痛切な別れと二日酔いでしばらくベッドから出られないでいた。
「あそこのバーには髭面とマネキンみたいな男しかいなかったな」
自販機から缶が落ちる音。
音としてはそうだが、そこには緻密な経路と仕組みがある。
トラクターは最初に信仰宗教を轢いた。更地。
そして次に信仰宗教を轢いた。更地。
美術ギャラリーは綺麗なのに、隅に溜まった埃があって『むき海老』を置いた。
L.Fセリーヌの口臭。
日本人全体の入眠時間を平均化し、それを音声にしてみる。
「かあやわおしやさ」
北朝鮮人全体の入眠時間を平均化し、それを音声にしてみる。
「きめかたきわやまはもわやきやはつい」
アメリカ人の場合。
「やひわまこやはかわまがこはわやさやかやたまなかわはやたやかなをまたきはわらやまふきわはば」
フランス人の場合。
「わゆはな」
イギリス人の場合。
「かなさ」
火星人の場合。
「我々には区分がない。国家もない。氏名もない。なぜなら単為生殖者だからだ。しかし我々は記号をもっている。だから私(つまりは全体)はここで語る事ができる。我々には個別性がないが、火星に実在するので実際に地球人が火星人を取りざたにするのであればそこには通用がある。記号をもっているからだ。だから我々が地球人の事を語れば、記号上、地球人にそれが通用するだろう。そして私は今から語ってみよう。」
NASAが受信したのは以下である。
「わかわかやへとなわはわはやかまかわかわまはかまわかはわやはまかわかやはやはやきわはゆはまきわはわはまきかやなやはよわなかまはよぬわやひわなかわはやわなかわはやわはなかわやはやかよかわかわやたかまわかわせわやまきやさゆはやなわきみわはなかゆかやはわはんわかやはやかわかわやはまきやはやわかまかたはわはわまたかやはわらわはかまにひわはわはわはわなまかやかたかまかまほわはわはわはわはやなまかまかまかまなまかやはわはわはわはわはわはわはわまかまかまかまかまかやはわはわはわはわはわはわはやなまかまかまかまかまかやはわはわはわはわはわはわはわはわはよかやかやかやかやかわはわはわら」
アルゴリズム解析し、それを意味内容へ変換し、現代美術家はインスタレーションを行おうとしたのだが中断してしまった。
というのも彼はシュールなものになると予想していたのだが、正統的な魔術の様式であったためである。
彼はシリアルをそのまま食べた後、牛乳を流し込む人間である。
