ゲルマン仁義の打擲抽出したワセリンが博物館のオブジェに照射されて五人を拐うことになった。
バルク-コルクの音声を吸血鬼が食らったので。
制服と火縄銃の位相角度であるところの太陽。
スリット縦格子は太陽の規格どおりである。
パノラマに整列されたあらゆる自転車乗りの風景。
(ここで鈍重な脱糞映像、ダ・ヴィンチの黄金比率の裏側)
旧世ヨーロッパ貴族の会話に耳をそばだたせて...
標語イラストの女性が静脈にドラッグを打ち込んだのはこれで5回目である。
正午のチャイム。博物館のオブジェは五人を照射する。
(しかしここでは拐う事はない)
冴えない人間がいかにしてニュートラルに戻れるかの位相を求めて死んだ幽霊。
二重死亡を解析する事なくシリウス紙に刻印してみる。
無理やり唱える事で、機械プレスの光景をさらに刻印。
「布団が吹っ飛んだ。」
布団は本当に吹っ飛んだのである。
なおも首相がそれを受けた。
コンビニエンス・ストアで横たわる首相は救護されることなく自前の神秘的な力によって蘇生した。
衆目を集めていたのでこれは写真に収められた。
「よう、国を良くしてくれや。」
片腕をまわされて彼を射る。
ドッと湧いた。ー首相がヤッた！ー
三級品のコルビュジエ的葉っぱを舌で拭い、私は陰茎を揉んでいる。
太陽の武力によって老人の買い出し袋は見えなかった。
私は青年のバッグから印刷を強奪し、首相に貼った。
(ドラアグ、ドラアグ、ドラアグ、ドラアグドラアグドラアグドラアグ)
首相にキスをしたのであるが、視野はプリントアウトされた渋谷のハチ公で一杯であった。
無論、この異様なモアレは絶え間なく倍加しつつあったがすぐに収まった。
裸体でマスターベートする私が都内を圧し潰したからである。
その後、時間にして58年間分は彼ら彼女らの皮膚から絞られる血液の映像が執拗に続いた。
camera：ー巨大な裸体と被害者との接着点ー
同様に58年間分、首相は自前の霊力で絶命を逃れたので、私だけが型抜きされた空間にフィットし、私の部屋を見続けていた。
博物館のオブジェと首相は完全にシンクロしており間欠的に五人を拐ったのはこの通りである。
