צא

دمنهور - 𝑆ℎ𝑖𝑧𝑢𝑜𝑘𝑎 | 𝐻𝑒𝑟𝑚𝑒𝑠 𝑇𝑟𝑖𝑠𝑚𝑒𝑔𝑖𝑠𝑡𝑢𝑠(933311) | Ramakrishna | 𝐑𝐀 | 1991.03/19 | JAPON ♎︎

「ルシファー/ミカエル〜91の下に制約が破棄される〜」

ヴァーチャル・リアリティ上で倒れる時、そこに映っていたのはガソリンに浸され続ける林檎だった。手の平に乗せたコルクはそのまま床に落下した。 ある時には感情が最高潮になり、屋上で短銃を発泡させた。では中階にて発砲させた場合はどうかって? ところ…

「iPad like iPhone texting(丸い書物のために)」

1.テナントサーバーのごく一部を司る中心の油圧をほんの少し上げる事でここ一帯の周波数を15上げる事に成功した。これは相対的に世界の中心都市ギャランクティア・シリンアの電波塔である「morera」の中枢に余波を与え、簡潔に述べればシリンアの良い感じの…

「I〜小太陽が消滅する方法〜」

電撃がオメガを作った。目からはすでに白目が出ていき、真っ黒になっている。しかし頭上から見つめている男が色盲であるため、それは真っ赤になっていた。 Α.誰も来ないというのに丁寧にフェンスが作られ、真ん中には樹齢一万年の大木が永遠に日光を浴びる事…

「Σοφια(ソフィア)」

Michael X(マイケル エックス)の放射線が頭上から降りてきて口腔の位置で止まった。彼は途端に嘔吐して、意識を失った。 黒い衣服に身を包んだ象徴主義者は配電盤まで歩く途中で"すべての自然に分類される固有名詞を唱えた"。そして配電盤の前までたどり着…

「山羊座論〜獅子座の転回〜」

教皇が8/10回、宣告する。 「いちどきの5ガロンくらいの射精」 「大いなる天空 大いなる天空が脛ほどの高さで そして 大いなる雷が人類の地上でのしがらみを爆砕する」 「結局、我々は救済されたという事を地上で確認したい」 「人間の避けがたい欲望とその…

「法と秩序あるいは類い稀なるセックスライフ」

《5-1》金版に隆起する飛行機 全面にすべてが正統的に凸と凹の噛ませの林立の それらダイモンの視点を超えて 精神はこの正面側の体を焼き入れてもらう《5-2》招聘された私はそれが残飯であるというのに同一の素材というだけで不可避的に食するであろうこの事…

「頭蓋骨論考(2・5・11)」

滑らかな雷に見えた。なぜなら頭蓋骨の接合の線に沿って完全に浸透したからだ。アブダクションとしてそこにはインスタレーションがある。それは「網目状のグリッドに平たい臓腑が置かれている」だ。 今も轟々と燃えている太陽はすべての頭上でその理念を発し…

「15あるいは戊寅についての考察」

神代文字を見つめていると腹の奥底のトレースが起こって「5」の形が描写された。私はそれを「S」と見間違えた。その時、雲は静止して結局は切断された。またその断面はあらわになった。 スポーツカーと霊柩車の停車位置の距離は15mである。愛の概念は人間の…

「浄衣ないし頭に血が上る」

とてつもない衝撃と共に目が覚めた。さらに大いなる光が広がりオーガズムに達して体が砕けた。 「後ろからくれば前から支え、左からくれば右から、上からくれば下から」 その炎は整然としていた。原因と結果によるものではなかった。それは地球を挟んだ別の…

「正八面体のピラミッド」

関節間の均整のとれた筋肉。服を脱がしても色気はなかった。完全性の表れであった。彼女の性格は単純だった。私は胸を起点にして浮遊した。頭上は青く光って、彼女に知識を与えた。 ーーーーーークラシックと薔薇の間で生命力が循環している。太陽は12等分で…

「ケンタウルス」

一本の呪術的柱が立っており、その周りに荒野があり、荒野の稜線の外側には沼があった。勿論それは柱を起点にするので沼であり、私からはオーロラの湖に見えた。青緑色の湖。 湖では渦が発生していて、体は際限なく回転していた。それはまさしく退屈なクラシ…

「首〜あるいは1224匹の魚〜」

低音のイスラム的合唱が聴こえてきて、廃墟から真正の太陽が上がってきた。そこに動物はなく、つまりは数字はなく、自分の体が白飛びしている事に今気がついた。 馴染みのルーティンである睾丸シャワー。先日、それで「ノーム」という単語が印象に残った。砂…

「教皇」

郊外の工業地帯で「devorce in architecture(ディボース イン アーキテクチャー)」という紙を拾った。私が拾ったのではなくそれは画面にフォーカスされている。 昼下がりに夕暮れが差し込まれる。また夕暮れから今の時間まで巻き戻される。そして三段階の…

「コヨーテ〜均衡または殺戮の歴史〜」

グリーンの呼吸器は顔から少しズレていた。隙間から入ってきた空気が上気を土偶型に膨れさせ、それは次第にベージュの逆扇図形へと変形した。自己創造。二本の蛇の石板。磔にされた私の救済。 スクランブル交差点で待つ間、私は天体的感覚を社会現実に持ち込…

「金羊毛記」

私は奇跡 私は自同律の結界の内でたゆたう 結界は上から見ても 下から見ても 大きなまんこである 許されるならば どころか私は この生命が次の輪へ 吸収する事を喜ばしく思う またそれを憙する ほんの小さな電撃でも それは私にとって一筋の巨大な電撃であり…

「コイン〜風の時代に対する宣告〜」

黒の切れ目からコインが回っているのが見える。しかしそれは白い円だった。コインが回る度に隙間から覗かせる映像に同一性がない。私はそれが青い時にこの手を差し伸ばした。頭上では天使が幾重にも重なっていた。実際それは白い煙だった。 スカートの裾まで…

「𝐻𝑒𝑟𝑚𝑒𝑠 𝑇𝑟𝑖𝑠𝑚𝑒𝑔𝑖𝑠𝑡𝑢𝑠(933311)」

暗闇がパノラマの360°に広がっている。それは浴槽の水を溢れさせるような重力である。一人の男が浴槽に体を入れる。水が溢れる。この重力が広がっている。暗闇の360°の空間に。ここは大草原であった。雑草をつまむ。擦る。つぶす。この光景はなんであるか説…

「世界卵〜固形物の概念がなくなって〜」

喉元に青い遮光カーテンがあってその裏側には辰砂で出来た石像がある。暗闇は暗闇であるが低くなってるのが分かる。それより首を高くすると造られたばかりの天空があった。 静寂。廊下に並べられた椅子は綺麗で足元にはそれぞれルビが振ってあった。牡羊座か…

「射手座の恋心」

ギリシャ風の大浴場に全身を入れていた。瞑想が行われていたようだ。男は太陽の真下の宿木に止まる鳥を見つめていた。唯一、存在する象徴である。丸いシニフィエが段々に鋭角を帯びていく。青いエーテルが飛び込んできて彼は黄色い砂の中に入っていった。 鉄…

「女性が復活する事、ピラミッドについて」

[加速度的に進化する太陽は8等分になった。実際はそれは8等分する型(かた)が重ねられていただけだったが] グラウンドに永遠に続くと思われるだろうガードレールがあって緑色の気体が重くしなだれていた。目の前に白い部屋が映っていたのは、私が成長した…

「第20番」

大地に金色の八角形があった。土俵を想像して欲しい。その中央では単なる木が生えており、霊視していた私はこの場面で卒倒しなければならなかった。 太腿の光沢感。限界を超えてむしろステンレスである。ビルは地面に根ざしているように見えるだろうか。それ…

「最後のマリア像」

連続的に押し出される天使の像。前方向に展開し続けて、最後には点になった。広間に立つ男がこう宣言する。「本当のマリア像を知っているか。それは言語化出来ないものだ。また関連づけも不可である」 ーーーーーー《𝒙》ガソリンスタンド。屋根には石製の楔…

「獅子座詩」

・太陽の光線に摩滅されたところの無。全てが始点に戻るところの救済。明暗も同様に穏やかである。「夏に消えた美しさのようにただ世界に存在する。世界がある」金色の龍の腹に触った。 ・古代のクラシックのロゴスが今となっては地平線の網目になり、据えら…

「穴〜外接面に対する考察〜」

一つの大きな目が見つめた。そして扉が開かれた。トランクであり重い鉄格子であった。分裂した二つの目とも言えた。いずれにしても問題ではなかった。そこに海を詰めた水槽がある。天球に見立てるために半円型の金細工が被せられた。つまりは結果的に地面か…

「油差し」

最初にセンセーショナルがあった。枠線が白いので助かった。それはキリスト・ホログラムの祭壇だった。まさに正八面体を表すブラックルームだ。まずこの事について言わなければいけないだろう。つまり正八面体は上から見下ろすと六角形になるという事だ。8÷6…

「沈黙とは主知的なものではない〜俺は俺を生きている〜」

サボテンと人体の中間地点に死亡図がおかれている。死亡図はサボテンと人体の状況を表していた。ここには二重丸のような象形があった。 《摂氏35の場合》金色のビーズがこぼれ落ちた。選挙ポスターの目の覚めるような青色は誰に向けられた永遠性だろうか。十…

「四位一体のための演繹法 〜キリスト化における無分節の回避〜」

「だから言ったじゃないか。竜笛のまま押すなって」男はソーパルメット畑の農夫だ。従業員は一人でその怒られているのが彼だ。林の入り口からは水銀のかぶった草花の凹凸が露わになっている。竜笛はノズル下部の小さなスイッチを切り替える事で円盤型になる…

「太陽原人」

太陽原人 太陽原人 太陽原人 太陽原人 誉れ高いボアヘッドに訓戒でくり抜け。星形にくり抜く時、お前はAppleの工場を思い出す。それをひとえに「グレー」と呼んだ。 ーーーーーーハーバリウム内の青い草が天葢に遮られてついに硬化した。目を凝らして根を見…

「令和#13」

完全なる白い箱は次第に透明化していった。芽の周りで火花が散っているイメージ。黒い紋様が回転する空間で多種多様な動物の顎から首までの湾曲が映し出されている。水の下降原理に従って際限なく血は底辺に流れていった。人類の意識は「その先」をちゃんと…

「令和#12」

外側から熱照射された窓に内側から錠剤を擦ってみると床に粉が溜まっていった。X線機材の側で二人の男が話していた。それは鳥類の事だった。「もし鳥が直線的にしか飛べないなら一生、円が描けないだろう。神社には行った事があるかい。神社には4の規則性し…