צא

دمنهور - 𝑆ℎ𝑖𝑧𝑢𝑜𝑘𝑎 | 𝐻𝑒𝑟𝑚𝑒𝑠 𝑇𝑟𝑖𝑠𝑚𝑒𝑔𝑖𝑠𝑡𝑢𝑠(933311) | Ramakrishna | 𝐑𝐀 | 1991.03/19 | JAPON ♎︎

2021-01-01から1年間の記事一覧

「15あるいは戊寅についての考察」

神代文字を見つめていると腹の奥底のトレースが起こって「5」の形が描写された。私はそれを「S」と見間違えた。その時、雲は静止して結局は切断された。またその断面はあらわになった。 スポーツカーと霊柩車の停車位置の距離は15mである。愛の概念は人間の…

「浄衣ないし頭に血が上る」

とてつもない衝撃と共に目が覚めた。さらに大いなる光が広がりオーガズムに達して体が砕けた。 「後ろからくれば前から支え、左からくれば右から、上からくれば下から」 その炎は整然としていた。原因と結果によるものではなかった。それは地球を挟んだ別の…

「正八面体のピラミッド」

関節間の均整のとれた筋肉。服を脱がしても色気はなかった。完全性の表れであった。彼女の性格は単純だった。私は胸を起点にして浮遊した。頭上は青く光って、彼女に知識を与えた。 ーーーーーークラシックと薔薇の間で生命力が循環している。太陽は12等分で…

「ケンタウルス」

一本の呪術的柱が立っており、その周りに荒野があり、荒野の稜線の外側には沼があった。勿論それは柱を起点にするので沼であり、私からはオーロラの湖に見えた。青緑色の湖。 湖では渦が発生していて、体は際限なく回転していた。それはまさしく退屈なクラシ…

「首〜あるいは1224匹の魚〜」

低音のイスラム的合唱が聴こえてきて、廃墟から真正の太陽が上がってきた。そこに動物はなく、つまりは数字はなく、自分の体が白飛びしている事に今気がついた。 馴染みのルーティンである睾丸シャワー。先日、それで「ノーム」という単語が印象に残った。砂…

「教皇」

郊外の工業地帯で「devorce in architecture(ディボース イン アーキテクチャー)」という紙を拾った。私が拾ったのではなくそれは画面にフォーカスされている。 昼下がりに夕暮れが差し込まれる。また夕暮れから今の時間まで巻き戻される。そして三段階の…

「コヨーテ〜均衡または殺戮の歴史〜」

グリーンの呼吸器は顔から少しズレていた。隙間から入ってきた空気が上気を土偶型に膨れさせ、それは次第にベージュの逆扇図形へと変形した。自己創造。二本の蛇の石板。磔にされた私の救済。 スクランブル交差点で待つ間、私は天体的感覚を社会現実に持ち込…

「金羊毛記」

私は奇跡 私は自同律の結界の内でたゆたう 結界は上から見ても 下から見ても 大きなまんこである 許されるならば どころか私は この生命が次の輪へ 吸収する事を喜ばしく思う またそれを憙する ほんの小さな電撃でも それは私にとって一筋の巨大な電撃であり…