צא

دمنهور - 𝑆ℎ𝑖𝑧𝑢𝑜𝑘𝑎 | 𝐻𝑒𝑟𝑚𝑒𝑠 𝑇𝑟𝑖𝑠𝑚𝑒𝑔𝑖𝑠𝑡𝑢𝑠(933311) | Ramakrishna | 𝐑𝐀 | 1991.03/19 | JAPON ♎︎

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

サーモグラフィー色の夕立

その脂の壁で泣いていた。明滅し、あとがない未来が迫ってくるように屈んで一息つきたいと男は思った「こんな事ならくるんじゃなかったよ」唐突にオレンジ色のスキニーってあるか、などと無闇な考えに苛まれながらも脂壁の内側で発されているモーニング娘。…

嗅覚の働かない慕情

手でクエを大竹は象った。 「シースチョン?」と私へ伝える。 (ここでくぐもったチープな世界。大竹のフロッグコートは解れている) 大竹「二度と行かない」 自らの氏名を発したのは私だ 壁掛けの遊具であった寅年生まれの多い部屋が分解されている。 大竹…

食欲旺盛は勝利のAKASHI

鼻をかんだ。痛かった。月一の特市(ここら一帯の野菜セール)・警笛 ブラックミュージックのかかりそうな足取りの買い出し帰り、その老人団体に出くわす。 活き活きとした顔の老人らはそれぞれが食べ歩きに適した野菜を片手に花を咲かす。 互いの人生をたたえ…

信号不調

異物混入騒ぎで混乱した人間が畳によって封じられる。 ナイフで刺した彼は「あ」と思ってすぐに大気圏へ飛ばされた。 竹中は鼻で笑っていた。ニスで突っ張った指で虫を掴むとカゴの 中へ放った。 続いて竹中もカゴへ入る。極彩色で充満した、そして朦朧とし…

中学の同級生であるT氏と拮抗した喧嘩をしている。追いかけられている。急にT氏が壁へ吹っ飛んだ。小学校の同級生であるY氏から張り手を食らったからだ物凄い振り子みたいな張り手で吹っ飛んだTは頭が割れて、トコロテンのように脳味噌を出している三里塚 外…

「酸味の強い性別」

長い行列 といった感覚であるのに今では隣人の陽だまりに俺は硬直と弛緩を繰り返している黄色い笑いに何度も頷く犯行に やはり思い出をむせる「もう一丁」店主は微妙な子供時代を経験で隠し、十五分の麺打ちに入ったTVではオーロラ特集で リポーターの酢豚然…