צא

دمنهور - 𝑆ℎ𝑖𝑧𝑢𝑜𝑘𝑎 | 𝐻𝑒𝑟𝑚𝑒𝑠 𝑇𝑟𝑖𝑠𝑚𝑒𝑔𝑖𝑠𝑡𝑢𝑠(933311) | Ramakrishna | 𝐑𝐀 | 1991.03/19 | JAPON ♎︎

【鉄棒】

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「ベリーナイス・チュクアル」
君は紙drugをくれた。
日曜日に満開になって死んだ花。
警官が喉飴・ワセリン・食道に尿を設置した話だ。
ー水道トラブル5000円、パイプのトラブル8000円、葬式費用安くて60万円、人生早くて、なにが安心に?ー
奇妙な歌だ。
階下を見下ろすと事故遺体があった。
女は窓と自らの欲求との軋轢で首を滞らせた。
ブラウン管テレビではホロコーストの映像が流れている。
"延々と"と言ったら不安になる。
サブリミナルで挟まれたーなにが安心に?ー。
なにが安心に?feat.防音室。
彼女はツマミを最大に上げる。
ーなにが安心に?ー
こちらからは無音の顔芸に見えた。
警官は検分の折に触れ、女が無関心ながら執着をもってして遺体を眺めてるのを射抜いた。
訪問したのは性欲ではない。社会との隔絶された冷温を感じたかった。
「ごめんください」
いきなりの性交渉である。最中も彼女はしきりに遺体の生前の歴史について詰問してきた。
「それはまだ分かりませんよ」
警官は尻を掴んで突き上げる事もなく辺りを見回し続ける。
ー青、赤、青、赤である。(: 衣類的な照合)ー
しかし映画を上回る収拾が急速に。
「奥さん、何そのAI(エーアイ)」
串刺しであった。
未亡人に連なって連結された警官はゾロっと舌を出すとゆっくり射精した。
誰がこの性液を手に浸透させずに掬い上げる事ができようか。
(AIはゆっくり元の位置に戻っていった)
21:30と言ったら諸氏らは物語化させるのか?
しかしその時刻に家畜産業のネッススが訪ねてきた。
「奥さん、今日は駄目だ。この前話した新米のクロンボ。ちゃんと油差ししてなくてよ、豚は延期だよ。なんだこの暑さは。おい、奥さん死んじゃってるのかい? そしてこの警官はなんで死んじゃったの。あらら、射精してる。おい。豚より出てんじゃないの。こら、豚以上警官(ぶたいじょうけいかん)だね。汚職の総量を表してんのかい。どれどれ」
警官は男女の接合を解いて、社会的な動物に仕立てた。
「奥さんまだ濡れてんじゃないの。豚ならとっくにもうスーパーで陳列してる時間だよ」
2:00。中流家庭の用達スーパーの裏手では少し早くに2tトラックがぞろぞろ押し寄せてきた。
「今日は早いみたいだ。なんせクリスマス近いからな。でもクリスマスって何だよ。天皇が決めたのか? 奥さん、死んでも歯が綺麗じゃないか。誰に言えばいい? 俺は独り身だからよ。毎日、豚(ぶた)だよ。どっちでもいけるかんね。クロンボだって関係ねぇ。穴さえありゃいいの、ただ人間じゃないとしょうがねえ。でもさ、奥さんのは勘弁だぜ。働いてねえで暮らしてる畜生だからな。豚と一緒よ。そっちの警官さんとしてえな。尿道に入れちまうか? 死んだ人間じゃねえと試せねぇしな。」
ネッススは寡婦の乳房を弄(まさぐ)って怒張を高めつつ警官の陰茎の尿道穴を目一杯こじ開けた。
「壊れちまったじゃねえか」
ー仕方ねえなーと鈍く開き直って彼はAIの方に進んでいった。
「調子はどうだい。青く光っちゃって。体は一応、雌(めす)のようだが何だい。その脳天の滑(ぬめ)りは。あ、てんぶたが取れて上のお兄さん家から漏れてんのか。しかし臭いね、男特有の匂いだよ。俺は今からお前に出すもんの。こりゃ参った先客がいたのか。」
鉄製の乳房を撫でながらネッススは火照った下腹部のエネルギーを委ねる。
ー何をやってるんだ!ー
突如、響いた低音の生きた声に彼は大きく反射した。
「今から、やんのよ」とネッスス。
死んだ警官の部下が来訪した事で事態は急速に収拾する。
「俺はそんな趣味ねぇのよ」
部下は、情事のもつれで殺したと判断し無理やり男をしょっ引こうと試みるが?
「ちょっと待て」
さきほど履かせられたジーンズを再び脱ぐとシゴきながらAIに近づいていき、その勢いのまま女性器めがけ射精をするがあえなく足元に落下した。
ーピチャッー
「おい、俺はそっちはやってねぇぞ。快感の新しい形なんじゃねぇのか? 串刺しとは、たまげるが。あ、そうだ。奥さんの歯、綺麗だよな? 言う人いねえんだよ、独り身だから。」
若警官にーうるさい、来い!ーとドヤされながら退室。
AIはしばらくの間、二人を串刺しにした土建用の鉄棒を見つめていた。