彼は自らを2552と呼び、可能な限り他の人へはフルネームを強要した。
2552はいつものように番号を連呼し、せり上がるようにして頂点に達する。
すると彼は後ろへ仰け反ってゴムに弾き返される。
変なタイミングに囚われていたのだ。
というのは彼の母のタイミングである
扉のノックする回数や拍にそれは表れていた。
2552はもはや余力もなくこの植物を回しながら仰け反る毎日の習慣によって、かろうじて生きていた。
彼の母の半径は冷たく爬虫類と魚類の何かであり庭では沢山の犬の死骸が山となり臭気となっている気がする、と彼は思った
そんな緩やかに進む性急な状態の中で彼は一つ、音声の破裂する音を聞いた
公にびっくりした彼は新鮮な気持ちでいた。
市の放送する何かの内容の最後にノイズが破裂したのだろうと思った
彼はまたたく間に針を求めた