イヤーフック型の白いモニュメントを支える床では、あらゆる動物の乾いた死の粉末が落ち着いていた。
直立不動で憤怒のミカエルが自らの運命を自律的に腑分けしている最中だ。
大風は詩人の喉を引きちぎったが、風はなにに雇用されている？
肉屋の小包による連作が美術館で飾られており、どこもかしこも四角形でまみれている…
乙子.1
やはり戦車は一つの石である。
ひとえに轢き殺していく。
しかし殺される方もあらかじめ死んでいる。
壬亥.1
虫の腐敗により動物がその鈍重さで分解に忙しい。
その硬い皮膚と閃光とで取引される粘性の重力は人間のセックス・フォルムを発散している。
"地球の上に地球、宇宙の上に宇宙"があったが、その隣接には好感があるので、つまりはオブジェでしかなかった。
どうこうされない菓子パンの袋のような、その生活圏でない地球と宇宙とを見ているが誰も指摘しないのだ。
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魔術師の死体が五人分、転がっているが、とんでもなく雑駁とした配置だ。
各々、魔術師たる重力を地下へ根差すがこの配置はなんだ？
その不快なアスペクトは抑圧されたADHDやAGA特有の癖毛のモジュールと符合する。
ここに唾が吐けない。
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初等的な文明でないが、経済学がないので誰もが無意味な測量をしている。
彼らがぶつかるほど土地は狭くないのだ。
虫は20cm規格
対して動物は10m超の種もある
しかし動物は虫の分解に忙しかった。
戦車はガソリンを切らした。
兵士は怒り狂って戦車に頭を殴打して死亡。
私は魔術師の衣類を剥ぎ取った。
私は魔術師の皮膚を剥ぎ取ると死んだ兵士のそばに置いた。
私は兵士の衣類を剥ぎ取った。
私は兵士の皮膚を剥ぎ取ると魔術師の皮膚を縫合した。
戦車の操縦席に人工的となった魔術師を積み上げる。
戦車の装甲に兵士の皮膚を貼りつける。
私は主砲に陰茎を充てがうと、しぶきのような雄叫びを上げた。
直立不動で憤怒のミカエルはここに詩情がある限り、その場から離れられない。
