צא

دمنهور - 𝑆ℎ𝑖𝑧𝑢𝑜𝑘𝑎 | 𝐻𝑒𝑟𝑚𝑒𝑠 𝑇𝑟𝑖𝑠𝑚𝑒𝑔𝑖𝑠𝑡𝑢𝑠(933311) | Ramakrishna | 𝐑𝐀 | 1991.03/19 | JAPON ♎︎

【詩】

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卵のない割れもしない形の照射だけが許可されたつまりは他の白の系譜がそこにはあった。
罪の前兆的なスポーツカーの到着。
(すでに卵の事は忘れ去られていた)
ここで終わりにしても良さそうな詩。
しかし先に進んでみた。
先ずは鳥類と密林。
「これは失敗だった」
彼の皮膚を剥がしてから私が言う。
ーこれは失敗だったー
もう一度、思い起こしてみよう。
遠大な黒い穴。
サーキュレーターのためだけの防音室がない。
あるいは?
サーキュレーターのためだけの防音室がある。
特殊レンズの交差により自らの頭部貫通を見届ける事に成功した。
私の頭部にショットガンが被弾する。
軽やかな調子で防音室にて私の首吊りとその横軸の運動。
しかし閉じるような宗教的疾患のスポーツカーの到着を私は許可しなかった。
ーここでスポーツカーの到着ー
私は筋肉的なそのスポーツカーの到着は快く受け入れた。
ロビーにはあらゆるエントランス性のガラス板が整列していた。
私の好きな調子だ。
しかし却ってその円滑さに畏怖を覚えた。
ーここでスポーツカーの到着ー
最悪な反転。
取り急ぎ、卵の事を思い出す。
根源的な紐付けであり、卵は根源的である事に気付く。
「私は卵を愛しています。」
ミサが肥大化する。
(ここでは彼の皮膚を剥がなかった)
遠大な黒い穴が通過する。
交わらないがゆえの宇宙との緊密。
宇宙とのスワッピング。
私が裸である。
裸の複写。私が複写をばらまく。
信仰の重力下で裸がねじれる。
また裸が褐色化する。
それが複写であるのか実際的な裸であるのかは問題ではなかった。
従って推し進める。
宇宙に一つ文句を言うと指で貫けた。
ここで癲癇を起こし、透明な私の頭部を未名義の身体が通り続ける。
彼らが破れ目から流出するのを見つめる。
全身が漂白されていく。
大きな口として身を投げ出される実感があった。
防音室で全身が濡れたままの私が横たわっている。
かと思えばあの忌々しきスポーツカーに乗車しており愉悦の軽妙な展開があった。
車が女を轢く。
(クラブの女である。)
左側から卵専門店のテナントが防壁さながらのメーターで、我々はそうやって圧し潰された。
鳥類・密林との接見。
卵は私の背後で限りなく遠くなっていった。
鳥類に勝てない。
しかし皮膚を着る事くらいは足掻けた。
「鳥類に勝てない」