צא

دمنهور - 𝑆ℎ𝑖𝑧𝑢𝑜𝑘𝑎 | 𝐻𝑒𝑟𝑚𝑒𝑠 𝑇𝑟𝑖𝑠𝑚𝑒𝑔𝑖𝑠𝑡𝑢𝑠(933311) | Ramakrishna | 𝐑𝐀 | 1991.03/19 | JAPON ♎︎

【白のの元型】

蛆の囲む八面鏡が外側に倒れるときに白い太陽が放射した。
何事か分からない光景であるが、ただ光の階層がある事だけが分かる。
すべての軍事的それは性や死のあらゆる変奏が空中に浮遊し糸状になっている。
戦車が通ろうと殺人犯が通ろうと、そこには愛らしさしかなかった。
この世に彩りはない。ただ白色の多種多様な表情がある。
縄から首がすり抜けるような、その事により亡くなるような絞死である。
裸で駆ける必要がない。
服を着てようが容姿を損なおうがとにかく白いのだ。
これから整うのだろうがすでに完成している白の元型。
腐敗していくのだろうがすでに完成している白の元型。

彼は本質的に困ることができなくなってしまった。もう兆しに向かってさまよう事もない。
形のまだ伴わない彼を白の元型は、社会的に、また霊的に、どのような証書を製造し、どのような型を押すだろうか。

一つ言える事は、彼はその白の元型によって、後生の生きる必要がなく、死ぬわけでは決してない。

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