צא

دمنهور - 𝑆ℎ𝑖𝑧𝑢𝑜𝑘𝑎 | 𝐻𝑒𝑟𝑚𝑒𝑠 𝑇𝑟𝑖𝑠𝑚𝑒𝑔𝑖𝑠𝑡𝑢𝑠(933311) | Ramakrishna | 𝐑𝐀 | 1991.03/19 | JAPON ♎︎

「法と秩序あるいは類い稀なるセックスライフ」

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《5-1》
金版に隆起する飛行機 全面にすべてが正統的に凸と凹の噛ませの林立の それらダイモンの視点を超えて 精神はこの正面側の体を焼き入れてもらう
《5-2》
招聘された私はそれが残飯であるというのに同一の素材というだけで不可避的に食するであろうこの事由を見ている。そして食し、正面の体を超越させて金版に差し出す。
《5-3》
三日後の青空では、首を垂れて あるモチーフを口の限界まで入れ込むのだ
《5-4》
精神はなし崩しにそれら一連を嫌がり、しかし私の事柄であり 親しみがあり、まるで牛のごとく ゆっくりと 浮上するのだ。
《5-5》
あるいは文明によりシルエットの削られた黒い法王に胸を刺される
《5-6》
絶えず光の言葉を宣告する精神はちょうどこの肉体と150°のように 135°のように 105°のように 思考はロビーの永遠にて考察していた
《5-7》
私の古い父が 助け舟のように 森林か亜熱帯の それも夜の 冬の 過酷さを与えてくれたので
《5-8》
裁量の存在は 私が額に 輝く五芒星を刻印しようとしたので いや、 私が保全のために裁量の存在を打ち立てようとしたので
《5-9》
いいえ、私が 実は合ってるがゆえに自分でそれを諾う事ができないに過ぎないと考えて
《5-10》
私はこの文言におけるすべての論法を費やして あなた そうです、ダイモンの輪郭を象ろうとしている
《5-11》
私に求められているものは と問うのですが、その答えは分かっておりますので 私の方がむしろ知っているとでも言うべき この肉体に対する作法は
《5-12》
私は 薄目で精妙な顔つきで その、精神をしたためて 蛇を見る。 それはメタファーでもなく 明確な[0.5×2=1÷2=0.5すなわち1+1=2]であり、この家言を 眼前に掲げる
《5-13》
自然界よ 約束よ 精神よ この只中の肉体を明かせ まるで容易いように それは動物の生育過程に対する微笑みのように この肉体を明かせ
《5-14》
非の打ち所がない健全な人間の顔面のように それはちょうどアメリカ的な健康さのように 私はまず立ち上がるのである。
《5-15》
金色の言葉 法の言葉 そこには[22]がある。
《5-16》
集約させる そしてここに[美(Tiphereth)]がある。
《5-17》
集約させる そしてここで[法(5)]と呼ぶ。

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《10-1》
プレハブの真裏に染み渡る鋼鉄の胆汁 12時
《10-2》
赤 赤いフォント
《10-3》
西から東に見切れるのは緑色のDNAである。二匹の蛇
《10-4》
ここでは暗闇に浮上しつつ横たわる青年の肖像がある。
《10-5》
色相学 アイボリーの地面に大きな車輪がある。それは車輪と言ってもよく、しかし重機である。アステカの神のような顔。
《10-6》
あなたの血で歪んだ視界では「律法」は青く、明確に死んだ司法がいた。
《10-7》
ところで対位法的に私の目の前にいる女は私と目が合い、そしてそこにはセックスがあった。女は何も言わずに目線だけは逸らさなかった。
《10-8》
意図的に雷を再現する事。手の平から派生するように、垂直に雷は降った。そしてそれを「神也(かみなり)」と呼んだ。
《10-9》
私の中の聖書的構造上、胃の問題から心臓は正確に四角形を象った。おっしゃる通り、容易に月の事柄が判別できる。
《10-10》
テーブルの上にはパンがあり、それはバターロールであり、テーブルは木製であり、表面には木目があり、小屋の中からは今の天気が晴れである事が分かった。
《10-11》
「先に申し上げておくが、私によって作り上げられる象徴つまりは律法がどのようにして消滅するかという事であるがそれは私によってである。そして私は言葉を使用している」
《10-12》
いくつかの規則性にはある共通項が見受けられた。それは4番目のものによって規則性に変化が生じるという事である。
《10-13》
動物の背中について語られた四千万字からなる研究書の使い道は他にもあった。それはたとえばお経のように読む事である。
《10-14》
青い目をした西洋人は青い目をした西洋人と目を合わす事なく、それも並行したまま衝突した。そして彼らの間に青い宝石が落ちた。
《10-15》
勾玉の起源と135°の角度を取る私は空中から下半分の半円を切り取り、抜け穴になった箇所を指してこう述べた。それは台座の象形である、と。
《10-16》
お前と私は生きたいのでお前と私含めたすべては死ねばよろしい。私はいかなる申入も聞き入れなかった。
《10-17》
そこには50畳のフローリングがあった。そしてその奥には50×5畳のフローリングがあり、その先には250×50畳のフローリングがあった。ここに12500畳のフローリングがある。しかし最終的には12500×500畳のフローリングがあるのである。
《10-18》
押韻の法においては円周率と遠心力の形空間にはいわば非相対的な神々の接見があった。それは黄色とだけ言っておこう。
《10-19》
審判は指を鳴らして台の上に注視するよう呼びかけた。左には奇蹄目の素材があり、右には偶蹄目の素材があった。それは乱雑に置かれていた。審判は前者を「素材のフラクタル」と呼び、後者を「現象のフラクタル」と呼んだ。
《10-20》
人よりも小さい月が沈み、海に置かれた。その後、同じように小さな太陽が沈み、海に置かれた。不安は奇妙すぎて一瞬白くなって消えた。気づいた時には私から臓腑はなくなっていた。
《10-21》
裁断される前の事であったので鮮明に覚えている。確かに私が歩いてきた床には全ての元素表とその鉱物が配置されていた。それは徹底的に図形を模していた。
《10-22》
私の前で私は自分の名前を宣告する事を要求された。そして私は自分の名前を呼んで、それから生年月日を唱えた。私自らによってであるが私の目の前に手鏡をかざして自分の顔を見ると、言語(lingua)と発音した。